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九州巡検

 2015/3/5 から3/7まで2泊3日で熊本、佐賀、長崎の順で九州の巡検を行った。熊本では、熊本大学工学部まちなか工房で熊本大学の方、熊本市、熊本県の方との合同ゼミ、商店街、交通センター、熊本城、熊本駅の視察をし、まちなかの再開発と交通政策を検討。佐賀では、重要文化財武雄温泉楼門、武雄市図書館の視察をし、官民連携時代に問われる公共のあり方を検討。長崎ではまちなかとそのフリンジ部の山、そしてウォーターフロントを歩き通し、山に囲まれた坂の街にコンパクトに展開した、出島、キリシタン差別、被爆、長崎豪雨災害といった複雑な歴史性がもたらした都市のストックと過去の計画史を確認。また、長崎港から船に乗り、軍艦島を視察し、戦後の高度経済成長を支えた炭鉱での人の暮らしとその空間的特徴を学んだ。

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1. 熊本空港

 3/5 8:20 熊本空港着。空港リムジンバスに乗り、熊本市内へ。

2. 熊本市街、まちなか工房

 通町筋バス停着。熊本大学工学部まちなか工房にて熊本大学、熊本市、熊本県の方との合同ゼミを行った。

3. 商店街、交通センター

 商店街を通り、圭花ラーメン総本店で昼食。再開発が計画されている交通センター周辺を視察。

4. 熊本城

 熊本城視察。時間が余ったので、しばし休憩。

5. 熊本駅

 市電に乗り、熊本駅へ。ミスタードーナツで休憩し、駅舎及び駅前広場を視察。

6. 佐賀 武雄温泉

 熊本駅から、つばめ340号博多行に乗り、新鳥栖駅へ。JR長崎本線(鳥栖-長崎)早岐行に乗換え。肥前山口駅でJR佐世保線に乗り換え、20:21 佐賀県武雄市 武雄温泉駅着。ホテル春慶屋にチェックインし、旬魚旬彩 雅膳 で夕食。

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7. 武雄温泉楼門

 ホテル春慶屋そばの重要文化財 武雄温泉楼門(辰野金吾設計、大正三年建立)を視察。木造2階建て。1階の真っ白な門に、2階の鮮やかな朱塗りが美しい。辰野金吾は佐賀県出身。東京駅の8つの干支のレリーフの続きの4つの干支をここに作ったという。

8. 武雄市図書館

 武雄市図書館を視察。JR武雄温泉駅から南に徒歩15分。TSUTAYAを展開するCCCが指定管理者として2013年4月から運営。CCCへの年間委託料は1億1000万円で5年間の契約。内装は代官山蔦屋そのもの。横長の平面に、手前の空間がTSUTAYAとスタバ。奥と2階が図書館と歴史資料館。利用者の4割は市外から。利便性が高く空間的にも洗練されているが、地域の図書館が担うべき郷土資料などの公共的アーカイブ機能を担保できているのかといった議論がある。内装はカメラNG。

9. 長崎駅

 武雄温泉駅からJR佐世保線・鳥栖行に乗り、肥前山口駅へ。JR特急かもめ13号に乗り、長崎駅到着。

10. 出島

 宿のI・Kホテルに荷物を置き、五島町駅から市電に乗り、出島駅へ。出島視察。

11. 商店街、眼鏡橋

 ローソン出島店で軽食を取り、出島駅から再び市電に乗り、観光通り駅へ。商店街を通り、中島川眼鏡橋を視察。1982年の長崎豪雨災害後の中島川拡幅事業で、眼鏡橋を保存するために両岸にバイパス水路が工事された。

12. 風頭公園

 ヘイフリ坂を上り、風頭山山頂、風頭公園へ。坂のまち長崎を俯瞰。

12. 立山防空壕、諏訪神社

 坂を下り、長崎公園を通り、動物を見て、諏訪神社へ。月見茶屋で休憩。

13. 聖福寺

 黄檗宗の仏教寺院、聖福寺を視察。

14. 中町公園 戦災復興の建設碑

 中町公園を視察。戦災復興の建設碑。長崎復興に尽力した人の名が記されている。

15. 日本二十六聖人記念館

 日本二十六聖人記念館を視察。

16. 稲佐山

 ホテルに戻り休憩した後、長崎駅前からタクシーに乗り、長崎ロープウェイ淵神社駅へ。ロープウェイで山頂へ。日本三大夜景の一つを堪能。タクシーで稲佐山温泉ふくの湯で一日の汗を流し、バスで思案橋まで行き、多ら福 亜紗で夕食。

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17. 長崎原爆資料館

 I・Kホテルから五島町駅で市電に乗り、松山町駅へ。原子爆弾落下中心地碑がある原爆公園を通り、長崎原爆資料館へ。

18. 長崎平和公園

 平和公園へ。

18. 長崎中華街

 松山町駅から市電に乗り、長崎中華街へ。会楽園で昼食。

19. 軍艦島

 歩いて長崎港ターミナルへ。軍艦島フェリーに乗り、軍艦島視察へ。

20. 出島ワーフ

 出島ワーフのカフェで休憩。その後、ホテルに寄って荷物を持ち、長崎県交通産業会館でバスに乗り、空港へ向かい、解散。2泊3日の全行程を終えた。

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